阿弥陀物語
むかしむかし、パンク村というところに、それはそれはパンキッシュなおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんはライブハウスへモッシュしに、おばあさんは野外フェスへダイブしに。
そんな帰り道、おばあさんが川沿いを歩いていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きなギターが流れてきました。
「おや、これはおじいさんが喜ぶわ」おばあさんは大きなギターをしょって、家に持ち帰りました。
そして、おじいさんがギターを弾いてみようとアンプへ繋ぐと、なんと、「オギャー!オギャー!」という抜群に透き通った声と一緒に、中から元気の良い男の子が飛び出してきました。
「これはきっと、パンクの神さまがくださったにちがいない」子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びDEATH。
ギターから生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんはSOTAROと名付けました。
SOTAROはスクスク育ち、やがて、ギターは人並みですが、抜群に歌のうまい男の子になりました。
そしてある日、SOTAROが言いました「俺、TOKIOへ行ってバンドをやる!」そして、おじいさんにお古のギター、ベース、ドラムセットと機材車用のハイエースをもらうと、SOTAROはTOKIOへむかいました。
そんな旅の途中、REIJIという名の仏頂面のイヌに出会いました。
「SOTAROさん、どこへ行くのですか?」「TOKIOへバンドをやりに行くんだ」「それでは、バンの中にあるドラムセットをくださいな。おともしますよ」REIJI(仏頂面のイヌ)はドラムセットをもらい、SOTAROのおともになりました。
そして、しばらくすると、今度はACCHIという名の仏頂面のサルに出会いました。
「SOTAROさん、どこへ行くのですか?」「TOKIOへバンドをやりに行くんだってば!」「それでは、バンの中にあるギターを下さいな。私の方がギター上手ですし!」ギターにあまり自信のなかったSOTAROは、もちろん大歓迎。しばらく進むと、今度は、TADASUKEという名の仏頂面のキジに出会いました。
「SOTAROさん、どこへ行くのですか?」「TOKIOへバンドをやりに行くんだっつーの!!」
「それでは、バンの中にあるベースを下さいな。それしか残ってないみたいだし・・・」こうして、REIJI(仏頂面のイヌ)、ACCHI(仏頂面のサル)、TADASUKE(仏頂面のキジ)と、3人の仲間と出会ったSOTAROは、ついにTOKIOへやってきました。
TOKIOでは、格好だけ一人前のバンドたちがライブの真っ最中です。
自分たちの方がカッコイイ!と持った4人は、鬼面のライブハウスの店長に「俺たちもステージで演奏させてくれ!」とお願いしまいた。
「バンド名は?まずは音源を聴かせな」と、鬼(店長)。
バンド名もなく、デモもなくては何も始まらないことがわかった4人は、あまり深く考えることなく、AMIDA ADDICTというバンド名に決め、自分たちで4曲入りのシングル「Squall」を作りました。
おじいさん、おばあさん譲りのパンクスピリットと、天性のポップセンスが融合した4曲を前に、鬼(店長)もたまらず降参です。こうして、見事TOKIOのライブハウスで活動を始めたAMIDA ADDICTは大活躍。
今は、田舎に残してきたおじいいさんとおばあさんがポックリ逝く前に、少しでも早くバンドで成功した姿を見せるべく、アルバム作りにはげんでおりますとさ。
つづく・・・・。